桜の花見名所になっているお寺や神社
自然を大事にしてきた日本の寺社仏閣
[caption id="attachment_67" align="alignnone" width="198"] 桜の名所 お寺 神社[/caption]
日本の神社やお寺は海外の教会やモスクに比べると自然が多いのが特徴ですよね。桜や梅、アジサイや紅葉など、一番の名所が自社になっているケースは多いですよね。
これも、仏教の「万物は生命を宿し、成仏する(草木成仏)」という考え方や、神道の太陽や樹木などに神が宿るという原始信仰的な考えかたら来ています。
世界遺産登録された富士山信仰や、寿命の長い木をご神木とすることがあるのも、その表れ。
さらに四季の変化に敏感だった日本人は古来より季節によって変化していく植物をとても大事に育て、生活の中に取り入れてきました。
桜の花見は奈良時代から
お花見が庶民の生活習慣に根付いたのは江戸時代からですが、それ以前の奈良時代や平安時代から貴族や武将たちの間では、桜の花見や紅葉狩りを楽しむ風習があったという記録が残っています。ソメイヨシノというくらいですから、奈良・吉野に都があったころから日本人に愛されてきた桜。
天満宮は梅や桜の名所が多い
平安時代には菅原道真公が梅や桜を好んでいたといい、福岡県の太宰府天満宮や京都の北野天満宮、大阪天満宮(天神さん)にはいずれも多くの梅や桜の木が植えられています。大阪天満宮は、大阪城公園や造幣局の桜の通り抜けに負けない大阪でも人気の桜の花見の名所になっていますよね。
関西では和歌山県の紀三井寺がソメイヨシノの開花を宣言する標準僕になっており、関東ではもちろん、東京都千代田区の靖国神社のソメイヨシノが東京の開花宣言のときに観測される場所です。
夜桜の名所も多い京都の寺社
日本でお寺といえばやはり京都。上賀茂神社、銀閣寺から興台寺にかけての哲学の道、清水寺、さらに下って三十三間堂、仁和寺、東福寺や東寺、そして宇治には平等院鳳凰堂。ライトアップで夜桜が楽しめる寺社も多いです。
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京都市伏見区にある醍醐寺は、豊臣秀吉が花見をしたとされ、今でもお花見シーズンにはその様子を再現したイベントが行われています。